らふたお

「ランニング」「フランス語」「旅」「音楽」 楽しいことだけ、私の好きなものについて書きます。

66歳で初ウルトラマラソン

 これまで一度は走ってみたいと思っていたウルトラマラソンに、初めて挑みました。2025年6月8日の飛騨高山ウルトラマラソン、71kmの部です。

 思い返せば、これも一度は走りたいと思っていたホノルルマラソンの出場を決心して走り始めたのがシドニーオリンピックの後の2000年の秋でした。翌年4月に10km、11月にハーフのレースを走り、12月に念願のホノルルマラソンを4時間40分台で走ることができました。その後ホノルルを2回と数々の日本国内のレースを走ってきましたが、そのうち「ウルトラも走ってみたいな」と思うようになりました。でも思っているだけで年月は過ぎて行き、コロナの後はサブ4もままならなくなり、このまま走れなくなって後悔を残すことだけは避けたくて、遂に決心しました。

 スタートが朝5時20分なので、前日に高山入り。前日には受付もイベントも何もないのですが、雰囲気を味わいたくて、会場に行って写真撮影。
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 厳しいコースだとは聞いていたし、高山へは数え切れないほど来ていてどんな所かはわかっていたはずなのですが、認識が甘かったです。坂道なんてものではなく、山ですよ『山❗️』。7km登って峠を越えたり、標高1,010mまで一気に登って一気に降ったり、本当に過酷でした。

 71kmまで足を保たせるために登りは完全に歩きましたが、辛かったのは降りでした。体重を支えるためにこれだけ負担がかかるんだと思い知らされ、太ももの激痛をひたすらに耐えて走りました。

 当日は気温は高かったものの、曇りがちで日差しはあまり強くなく、いい条件だったと思います。終盤の平地に戻って来てからはだいぶ歩きになってしまいましたが、最後の力を振り絞って10時間42分でゴールすることができました。
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 制限の11時間は余裕だと思っていたのですが、大間違いでした。制限時間内に完走できて、よかったです。「完走できないかも」という思いがよぎった時に支えになったのは、いつも応援してくれて朝のスタートの時にも送り出してくれた妻の存在でした。本当に感謝です。

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 全身の力を使い切った大会でした。走っている間に腹回りの脂肪が減っていってウエストポーチがだんだんずり落ちてきたり、太ももの筋肉痛が一週間続いたり、初めての体験は色々ありました。今回の反省は、坂をなめていたことです。これまでの生ぬるい練習を改めて、強くなれるように鍛えなおします。

 今年10月の金沢マラソンの抽選発表があり、幸いにも当選しました。まずはここでいい走りを取り戻したいと思います。