らふたお

「ランニング」「フランス語」「旅」「音楽」 楽しいことだけ、私の好きなものについて書きます。

2024年のお正月

2024年1月1日午後4時過ぎ、大きな地震がありました。震源能登、金沢でも震度5強を記録し、これまで経験したことのない激しい揺れが、これでもかと長い時間続きました。

私は仕事から帰ってきて、家で妻とFacebookに載せるための写真を撮っていました。一回目の比較的小さな揺れの後で「地震なのに笑って写真撮ってるのっておかしいよね」とか言ってるうちに笑えない事態になりました。

咄嗟に私は2階に駆け上り、畳の部屋に突っ立っている3つの書棚が倒れないように押さえました。付近の物や本が落ちてきましたが、幸い書棚をはじめ箪笥なども、扉は開いたりしたものの無事でした。

家の外壁が損傷したことと額が落ちてガラスが割れた以外には、幸い物的にも人的にも被害はありませんでした。

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地震から5日経った昨日、被害の大きかった珠洲市へ行く機会がありました。途中の道路も見える建物も、本当にテレビで映し出されるような状況がずっと続いていました。珠洲市の市街地も、古い家はほとんどが倒壊しているといった様子でした。多くの人が避難所で生活し、大変な思いをされています。

朝5時に金沢を出発して能登半島を北上したのですが、物資を運ぶトラックや、自衛隊の重機を運ぶトレーラーなどで車は数珠つなぎでゆっくり進み、反対車線からは県外から応援に来ているたくさんの救急車が救急搬送で走っていくのを目にしました。

今日は七草粥ではなくて、七草雑煮をいただきました。正月は風邪気味で食欲が全開ではなくてお雑煮を1回しか食べなかったので、今日ゆっくり味わいました。

今年は、いえ今年からは〝笑って〟過ごします。

以前、金沢の寺町にあるお寺の前に、「笑う門には福来る。福が来たから笑うのではない」と書いてありました。ずっと心の中にこの言葉があったのですが、今年からはちゃんと実行します。何があっても、笑って過ごします。

今年から私は兼六園の入園料が無料になります。あと何年生きられるかわかりませんが、人生の〆切を意識すべきと思い、86歳を一区切りと考えることにしました。仕事ができるのは10年、健康に生きられるのは12年と思います。これまでやりたいことは我慢せずに、借金してでもやってきました。そのことに後悔はありません。この先は早いうちにしがらみを精算して、笑って旅立てるように毎日を大切にして生きていきます。