キャニオンルートをもう一度 ~ 今度は逆コース
再びのキャニオンルートです。今回は黒部峡谷鉄道の宇奈月駅から黒部川の上流を目指して進みます。
まずはトロッコ列車の終点、欅平へ向かいます。天気が良くて景色を楽しむことができました。
欅平からは、いよいよキャニオンルートです。エレベーターで200m上の上部軌道へ。標高差がありすぎて、エレベーターを使わないと軌道がつながらないのだとか。
黒部川第四発電所を見学した後、高熱隧道を進んだ先の途中駅から見える仙人谷ダムです。反対側には宿舎の建物もあります。
インクラインです。ケーブルカーと同じものですが、荷物運搬用なのでこう呼ばれます。長さ815m、斜度34度の急斜面を20分かけて上ります。
キャニオンルートの終点は黒部ダムです。
黒部ダムに来たら、ダムを見ながらダムカレーをどうぞ。今日はカツカレーです。家でもダムカレーが食べられるよう、売店ではダム型のライス型が売られています。
アルペンルートを進みます。黒部平でも紅葉が始まっています。
大観峰から室堂へのトンネル内を行くトロリーバスです。100回をはるかに超える回数乗っていますが、最前列は初めて座りました。
アルペンルートの最高地点の室堂です。しばらく待った甲斐があって、雲が切れて雄山を拝むことができました。
これからアルペンルートは紅葉の季節です。
何をどう食べるかは、生きるための大問題
人の身体は食べ物でできているということを、真剣に考えなくてはいけないと思います。
身体というのは胴体や手足だけでなく、目、耳、脳、神経、血管、さらには心理状態にも及びます。
これまで抱いてきた疑問や知りたいと思っていたこと、そして知らなかった多くのこと、この2冊の本を読んでわかりました。
これからは、少なくとも食べてはいけないものは避けて、健康を維持して必要なものがしっかり吸収できる体づくりをしていきたいと思います。
「キャニオンルート」って知ってる?
黒部川の上流に日本一の「黒部ダム」があり、立山黒部アルペンルートを通っていくことができます。
下流の欅平までは、宇奈月温泉から黒部川の流れに沿って黒部峡谷鉄道(トロッコ列車)で行くことができます。
黒部ダムと欅平の間18kmにはいくつかのダムや発電所があり、通常は行くことができないのですが、見学会という機会が現在設けられていて、申し込むと見学することができます。さらに2024年には、観光ルート「黒部宇奈月キャニオンルート」として一般開放される予定です。そのルートへ行ってきました。
今回のスタートは黒部ダムです。欅平からの逆ルートもあります。関電トンネルを通るバスの改札横の扉から狭い通路を進み、まずは保安検査(荷物検査)をして、ヘルメットをかぶります。
まずバスに乗り、黒部トンネルを進みます。
アルペンルートの扇沢に行く関電トンネル同様、結構狭くてちょうど大型バス1台分です。
タル沢というところにトンネル工事の際に土砂を排出した横坑があります。トンネル内はとても寒く、6月の下旬なのに気温は一桁でした。
外に出ると、黒部川に左右の谷から川が合流する「十字峡」です。ビデオなどで見たことはありますが、この目で見ることができるとは思いませんでした。
剱岳の裏側、裏劔も見ることができます。この雪は氷河かな。
インクラインです。長さ814m、斜度34度の急傾斜を20分かけて昇降するケーブルカーです。これらの設備は、黒部川第四発電所建設のための資材・機材を輸送するために作られました。
ようやく到着しました。黒部川第四発電所です。
会議室で設備についての説明を聞いた後、持参した昼食を食べて休憩です。
この床の下に大きな発電機が4機稼働中です。
発電機を回している水車です。これに水を吹き付けて回転させています。点検整備のために取り外されていますが、これも現役です。
記念写真を1枚。
会議室です。2002年の紅白に中島みゆきさんが出場した後、本来は宿泊所に行く予定だったのですが、大雪のため移動ができず、このソファーでお休みになったそうです。
紅白の記念の写真です。
中島みゆきさんをはじめ、いろいろな方が訪れています。
この先はこのトロッコ列車で進みます。動力はバッテリー駆動の電気機関車です。
中島みゆきさんが歌ったのはこの先のトンネル内です。線路は軌間762 mmの特殊狭軌です。線路は黒部峡谷鉄道とつながっていて、宇奈月から物資の輸送が行われています。
途中の仙人谷です。谷を渡る鉄橋の上に駅があり、外を見ることができます。
反対側は黒部川の下流方向です。左側に見える建物が、中島みゆきさんが紅白の後宿泊する予定だった施設です。
この軌道部分は上部軌道と呼ばれています。黒部峡谷は標高差が大きく、一本のレールでつなぐことができませんでした。そのため欅平に高低差200mのエレベーターを設置して貨車を移動させています。
この先に通るのが高熱隧道と呼ばれる所です。岩盤の温度が160℃を超え、ダイナマイトが自然発火し、作業員には後ろから水をかけながらの難工事だったそうです。現在でも約40℃の温度があり、客車の窓からは熱風が入ってきます。
欅平上部駅の外です。この谷の下200mに黒部峡谷鉄道の欅平駅があります。
この後竪坑エレベーターで欅平駅に降りて、ツアー終了です。
およそ60年前の世紀の大事業だった「くろよん」の、壮大な物語を感じることができました。
「パリ・タクシー」観てきた
実は先月に1回観たのですが、「好評のため再上演」ということでまた観に行ってきました。
高齢の女性が施設に入るために乗ったタクシーの中で、自分の人生について語る話です。
1回目の時よりも深く心に響いて、何日経っても余韻が消えずに残っています。
パリの景色もとても美しくて、印象的でした。
「金沢レストランバス」でディナー
金沢市内の観光地を走りながら食事ができる「金沢レストランバス」で、ディナーを楽しんできました。
金沢駅西口の団体バス乗降場を午後6時に出発です。
バスの1階は厨房になってます。
客席は2階です。天気が良ければ屋根が開けられて、とても開放的で気持ちいいです。天気が悪くても、屋根が透明なので景色は見ることができます。
バスが揺れてもグラスが倒れないように、テーブルには工夫がしてあります。
料理はフレンチのコースです。アミューズ、冷たい前菜、温かい前菜、魚料理と進んでいきます。
夜のコースでは、途中の21世紀美術館で20分ほど停車します。21世紀美術館は金・土曜日は20時まで開館しているので、トイレに寄ったり、館内を散歩したりできます。
更にツアーと食事は進み、メインは国産牛フィレのグリエです。この後、デザートとコーヒーで締めくくります。
終盤には金沢駅の正面を通ります。この日は鼓門が赤く照らされていました。
約2時間の金沢周遊と食事、楽しく過ごしました。昼のランチコースもありますし、貸し切りでの運行も可能だそうです。
高山で美味しいコーヒーが飲める店
スタバがないと生きていけないアメリカ人などは別として、美味しいコーヒーが飲める店が旅先にあると、とても嬉しく思います。知り合いのガイドの方に紹介していただいた店に、行ってきました。
コーヒーの街として知られ、2000以上のコーヒー店のあるオーストラリアのメルボルン帰りの店主が始めた「Falo Coffee Brewers」という店です。
エスプレッソのシングルと、カカオブラウニーをいただきました。
メルボルンのコーヒー店にはいろいろな種類のコーヒーがあり、呼び方も日本やアメリカとは違うので注文する際には質問してみるのがいいでしょう。私はシンプルなのが好みなので、エスプレッソです。
コーヒー豆の品質が良く、酸味や香りを楽しむことができます。
簡素で温もりのある店内は、落ち着いて過ごせます。
店は高山市上一之町にあり、向井が大きな駐車場なので便利です。