久しぶりに「ドリル」を書いています。
「ドリル」というのはマーチングバンドの用語で、音楽に合わせてバンドが隊形を変える動きのことです。❝算数のドリル❞のように何回も何回も練習するので、こう呼ばれるのだとか。ドリル・デザインとか、コンテとも呼ばれます。
昔はマーチングバンドの指導が生活の中心だったので、年中たくさんのバンドのために書いてました。基本は音楽なので、自分のイメージに合ったショーにするために編曲からやることも多くありました。秋からがコンテストや大会のシーズンなので、部屋にこもりきりで、昼夜を問わずパソコンに向かっているのが定番の夏の過ごし方でした。
マーチングバンドは、やっている関係者は熱狂的にのめり込むんですが、一般的にはその活動はあまり知られていません。他の音楽活動よりも多くの観客を得ることが出来るのに、ちょっと残念な現状があります。音楽の楽しさをもっと表現できるといいんですけどね。
今この曲に取り組んでいます。
市販の楽譜なので編曲からやらなくていいのはいいんですが、自分のイメージとは違うところもあり、でも音楽が中心だからそれをうま動きで表現するデザインを作らなければいけなくて、苦労してます。
この成果は11月18日(土)石川県文教会館でご覧いただけます。この曲の魅力を最大限に引き出したドリルと演奏と演出を披露しますので、ぜひ皆さまお越しください。