先日フランスのブルゴーニュの大きなワイナリーのオーナーの方をご案内する機会がありました。
観光が目的だったのですが、伝統工芸の人間国宝の方や大本山の幹部の方にご案内いただき、通常は入れない所まで見せていただきました。これはガイドの役得というんでしょうね。
さらに、ふらっと立ち寄った窯元のお店で十一代当主にお会いすることができ、その方がなんとソムリエでもいらっしゃるということで話が盛り上がりました。あの有名な田崎◯也さんともお友達で同い年(私も)とのことでした。
そして作品の茶碗でお茶をいただいた後、十代目に、さらに十二代目になるであろう息子さんにもお会いすることができました。三代揃ってお会いできるなんて奇跡的です。
その日はそれでは終わりませんでした。他の茶碗も見たいということで別の店に行ったところ、そちらでもご当主(こちらは八代目)が店にいらっしゃいました。世界的に有名なワイングラスを九谷焼の足と合体させたものがあるのですが、それもそのはず。こちらのご当主もソムリエで、しかも何とかという格上の称号をお持ちだそうです。これまで何気なく見ていたお店のワイングラスですが、説明を聞くと本当に素晴らしいもので、世界で200人しかいない最高のワインテスターが使うテイスティング・グラスもありました。ご当主はそのテイスティング・グラスをお土産にくださった上に、特別な人のための秘密の部屋も見せてくださいました。
本当に貴重な経験をさせていただきました。それからワイン、美味しゅうございました。