福井県勝山市にある恐竜博物館です。1988年にこの近くで肉食恐竜の歯が発見されたことがきっかけになって、大規模な恐竜化石調査が行われ、そしてこの博物館が作られました。展示だけでなく、発掘や研究も行われています。
3階の入り口を入り、エスカレーターで地階まで下りて進むと、まず出迎えてくれるのはティラノサウルスのロボットです。ティラノサウルスは白亜紀の恐竜です。
そして広い展示場には44体の全身骨格があり、その大きさも体感することができます。
恐竜は、中生代三畳紀の終わり、約2億3000万年前に現れ、ジュラ紀、白亜紀を生き、6550万年前に絶滅するまで地球上に君臨していました。1億6千万年以上の長い間、地球の環境の変化とともに進化もしたのです。
地球が生まれたのは46億年前ですが、あまりに数字が大きいので地球の歴史を1年の暦に置き換えてみますと、恐竜の誕生は12月13日で絶滅が12月26日ですので、恐竜の時代は13日間続いたというわけです。一方人間はというと、ホモサピエンスの誕生は大晦日12月31日の、紅白歌合戦も終わりに近づいた23時37分。人間の歴史はたったの23分しかありません。
展示には植物や他の生き物もあり、地球全体の歴史を見ることができます。人間の進化についての説明もあり、とても印象的でした。
恐竜好きな方だけでなく、生き物や環境についても知ることのできるので誰でも興味をひかれる所です。地階エスカレーターを下りた所にオーディオガイドの貸出があります。日英中韓語対応です。