金沢駅から1番近い観光地といえば、「近江町市場」ですね。金沢のことをよく知らない人は「おうみいちば」と言いますが、これは間違いです。正式には「おうみちょういちば」です。でも金沢の人はそうは呼ばずに、「おみちょ」と言います。この言い方で金沢人の度合いがわかります。
近年観光目的で訪れる人が多く、買い物がしにくくなりました。観光客は生鮮食品を買わないので売り上げが減り、その場で食べられるようにする店が増えました。金沢ではあまり見かけなかった食べ歩きをする人もたくさん見かけます。こぼしたり、人に当たったりしないように気を付けてくださいね。
おみちょができたのは、1722年とされています。それ以前に金沢に2ヶ所あった魚市場が火災にあったことがきっかけでした。今170店舗が狭い通路を挟んで営業しています。
このおみちょに秘密があるのをご存知ですか。実は下を用水が流れているんです。辰巳用水です。
つまり暗渠(あんきょ)の上に市場があるのです。夜静かになってから歩いてみると、水の音が聞こえるかも。