敦賀港に来ました。北海道に行くフェリーターミナルの手前に、アメリカのクルーズ船が入っています。
昔敦賀港はヨーロッパへの玄関口でした。明治35年にロシアのウラジオストクとの間に定期航路が開設され、明治45年には新橋ー敦賀港間に寝台列車が運転され、シベリア鉄道経由でヨーロッパの都市と結ばれました。当時船だと1ヶ月かかったところを、17日で行けるようになったわけです。
杉原千畝という名前を知っていますか。ユダヤ人難民をナチから救うために彼がビザを発給し、それを持った難民が上陸したのも、シベリア鉄道を乗り継いで渡った敦賀だったのです。
今日はここからのガイドの仕事です。どこへ行って何をしたかは、また今度。