北陸新幹線が金沢まで開業してからちょうど３年が経ちました。今日は金沢駅の新幹線改札前にこんなものが作られていました。このあと記念の式典などが行われます。
「地下鉄の電車はどこから入れたんでしょうねぇ？」、、、と同じ疑問を北陸新幹線に持ったことありませんか？ 何せ線路がまだ出来ていないんですからね。
答えは、船で運んで来たんです。関西（たしか神戸）の工場で作られた車両は船に乗せられて、瀬戸内海から関門海峡、日本海を通って金沢港に陸揚げされました。最初の船が到着したのが２０１４年４月１１日。盛大に式典が行われて、深夜にトレーラーで10kmほど離れた車両基地にはこばれました。
その後線路が完成し、８月５日から試験走行が始まりました。１番列車が車両基地を出発し、金沢駅に到着したのは予定を３０分以上過ぎた午前８時２分でした。
そして２０１５年３月１４日（土）開業の日、奥さんと一緒に朝８時４２分金沢発の「かがやき５０６号」に乗って東京へ。驚いたのは、沿線のいたる所で本当にたくさんの人が列車に手を振ってくれてたことです。
金沢から東京まで２時間半、これまでの半分ほどの時間です。
東京へ行くのがとても便利になりましたが、それよりも、それまでは東京へ行くよりも時間がかかっていた長野にたった１時間で着いてしまったことが衝撃的でした。ずっと昔、上越新幹線ができる前は金沢－上野間に直通の急行や特急列車があって、途中で横川の釜めしを食べながら乗り換えなしで行くことができ、長野はそんなに遠い所ではありませんでした。でも上越新幹線ができてからは途中の長岡、後には越後湯沢で乗り換えるようになり、長野に行くには直江津から信越線の普通列車に何時間も乗らなければいけなくなり、とても時間がかかるようになりました。それがこの新幹線のおかげでまた乗り換えなしで、しかも１時間という信じられないような短い時間で行けるようになりました。
この３年間でいろんなことが変わりました。今、金沢はとっても便利です。ほとんどの列車が金沢発着です。願わくばこの先、福井や敦賀に延伸させずに、一気に大阪までつながるまではこのままの状態でいてくれればと思います。
